豊臣軍ギャグ3

というわけで（？）、3日連続更新でした。
昨日一昨日の更に続きです（笑）

今回は、秀吉･半兵衛･官兵衛の3人で、
昨日アップした話のその後です。
なので、先にそちらをお読みくださいませ（礼）


このシリーズは…書いててすっごく楽しくて、
とてもテンション高かったのを覚えています（笑）
これは…官兵衛がちょっとやりすぎた感がありますが;


それでは、お読みくださる方は、
続きにお進みくださいませ！　
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました！！　





 

豊臣軍飴計画のその後　弐

秀吉：それにしても、まさか本当に半兵衛の女装に
　　　食いついてくる者がおろうとはな

半兵衛：まったく、人をなんだと思っているんだか

官兵衛：秀吉様の連れあいくらいには思われているのではないか

半兵衛：…それは有り難いことだ。
　　　　兵士たちの好奇の目に晒されずに済みそうだね

官兵衛：それは無理だ。お前の顔がよほど醜く崩れぬ限りはな

半兵衛：君は僕に相当厳しい稽古をつけて欲しいみたいだね、官兵衛？

官兵衛：先ほどから有り難いと言っているではないか

秀吉：ふたりとも、やめよ。埒が明かぬ

半兵衛：ああ、そうだね。君の前なのに、すまない

秀吉：それは構わぬ

官兵衛：そもそも、この軍は女っ気がなさ過ぎる

半兵衛：別に豊臣に限ったことではないだろう？

官兵衛：女っ気がないから、美しい男を肴にすることになるのだ

半兵衛：先ほどからたくさんのお世辞をありがとう、官兵衛

官兵衛：これは世辞ではないぞ

秀吉：やめよと言っておろう。慎め、官兵衛

官兵衛：はっ

半兵衛：やれやれ。…まぁ、次の戦に無事に勝つことができたら、
　　　　兵士たちを少し遊ばせてやろうかな

秀吉：うむ。まずは目先の戦ぞ

官兵衛：しかし、勿体ない

半兵衛：君の頭は鳥並みなのかい？　秀吉がなんと言ったか、もう忘れたのか。
　　　　いや、歩いてすらいないじゃないか！

官兵衛：せっかく士気が上がりそうだったというのに

半兵衛：では君の女装でも晒して来たまえ！！

官兵衛：俺がやってどうする

半兵衛：…秀吉、僕は頭痛がしてきた

秀吉：そうか、少し休ませてやれれば良いのだが

半兵衛：いや、大丈夫。休まなければならないほどではないよ…

官兵衛：まぁ安心しろ。どんなにお前が美しかろうと、
　　　　さすがに俺の女房には及ばん

半兵衛：もちろんそうでありたいね

官兵衛：俺の女房より美しい奴など、世界中を探し回ってもおらんからな

秀吉：（それは暗に、半兵衛が類い稀な美しさを誇ると言っておるのか？）

官兵衛：お前の奥方も美しいそうだが、俺の女房には敵うまい

半兵衛：おや、それはどうかな。
　　　　僕が言うのもおかしな話だけれど、彼女は僕には勿体ないほどの女だよ

官兵衛：俺の光(てる)には敵わんに決まっている

半兵衛：それはどうだか。あばたも笑窪とはよく言ったものだよね

官兵衛：それはお前のことだろう

半兵衛：そんなに言うなら、今度彼女に会いに来るかい？

秀吉：半兵衛…。そうムキになるな

半兵衛：ああ、そうだね

官兵衛：だが…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…えんどれす(爆)