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すいーと・すいーと

黎が管理・運営しているきまぐれブログです。 初めてお越しの方は、カテゴリー「about」内の「はじめに」という記事をご覧ください。 女性向け要素、同人要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。

2024.11.22
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2009.03.31

3月は毎日埋めたぞ…!! 
といっても、予約更新も駆使しながらなので、
完全な「毎日更新」ではありませんでしたが…
そしてうっかりして「開設から1ヶ月経過」を
見事にスルーしました(ほんとに忘れていた)

ともあれ、戦BA中心の名目でブログを始動し、
途中からはぽつぽつとFFにも手を出し始め、
最後の1週間ぐらいでいきなりザックラフィーバーになりましたが、
な、なんとかやってこれた…! 
いつも見に来てくださっている方、本当にありがとうございます! 
お蔭様で1000HITも間近に迫り、何か書くべきかと思いつつ、
どれを書くべきなのかよくわからずにいるのも現状(苦笑)
い、一体皆様が何を目的にうちに来てくださってるのか、
自分ではよくわからないものですから…;
もしも何かございましたら、拍手にでも囁いてくださいませ(><)
つーか戦BA更新が滞りまくりなのもあれなんですがね;
因みに明日は、ふたつ予約更新します。(入社式なので)
ひとつはザックラですが、もうひとつは慶半です。久々に描いた…

で、今日は何を更新しようかな~と思ってデータ探したんですが、
うっかり慶半も半幸も、時期的に更新できそうなものがなく、
ザックラのストックも微妙に切れてしまったので…
CCFF7の1st3人の話をアップしようと思います。
3人が仲良しだった頃の小話です。

この3人組も大好きなんですよ…! 
というか、もともと3人組って設定自体にすごく弱くて。
だから私はザックラにセフィロスを登場させるんですよね。
友垣も3人組ですしね、ねねを外せば。

イメージは、まぁお約束で、アンジールはいっちゃん上のお兄さん。
しっかり者だけど天然さんなセフィロスが次男。
ジェネシスが甘ったれな3男坊の末っ子。
兄弟みたいな関係の3人が好きです。
…でも、ジェネシスってこんなキャラだったっけ…?(汗)
……私はジェネシスは可愛い人だと思っています。
彼の台詞はありませんが、イメージと違ったらすみません…

4月以降、ぐっと更新速度が遅くなってしまうような気がしています。
会社に勤めるのは生まれて初めてなので、
今後の生活がどうなるか見当もつきません。
ですが、書きたい(描きたい)ネタはまだまだありますので、
宜しければこれからもお付き合いくださいませ(礼)

それでは、お読みくださる方は、
例によってザックスに迎えてもらってくださいませv
因みに今回のタイトルは、ジェネ的な気持ちでつけました(笑)




 


「君と共に夢うつつ」


  アンジールはわざとらしく思いっ切り深い溜め息を吐いた。それに僅かに反応するのはひとつの影。ぐったりとお山になっているふたりのうち、下敷きにされて苦しそうな方だ。
「……アンジー、ル」
「目が覚めたか、セフィロス」
  白い顔をしてセフィロスが小さく頷く。天下の英雄様が、まったくなんとも情けない。世話の焼ける、と苦笑するアンジールを見上げながら、セフィロスはだるそうに口を開いた。
「…何時だ」
「もう9時を過ぎたぞ。早いところ叩き起こしてやれ」
「……やってくれ」
  うぅ、と情けない呻き声を漏らしながら、セフィロスは再び目を閉じてしまう。そんな彼の腹の上には、気持ち良さそうな寝息をたてるもうひとりの親友の姿がある。アンジールがどうしたもんかと苦笑していると、ふとセフィロスの上に乗っている影が身動ぎした。もぞもぞと体を反転させて、その両腕をセフィロスの体に巻き付ける。
「…ジェネシス、俺を抱き枕にするな」
「起こしてから言ってやれ。といっても、その様子では、なかなか目覚めそうにはないがな」
  困ったセフィロスが、ぐしゃぐしゃと腹の上に乗った茶髪を乱暴に掻き混ぜた。起きろと言いたいのだろうが、むしろぐっすり安眠しているジェネシスは、夢とリンクでもしたのか頬を僅かに緩ませる。それを見たアンジールは声を出して笑ってしまった。どこか不服そうなセフィロスに「自業自得だ」と告げながらも、彼はにこにこと笑んでいる。
  初めはただの酒盛りだった。そのうちに、誰が最後まで潰れずにいられるか勝負だ、と言い出したのはジェネシスである。もともと3人とも酒にはかなり強く、誰かひとりでも潰れた様など見たことがない。実はその話をした時点で誰よりも酔いが回っていたジェネシスは、ほどほどにしろと忠告するアンジールの声になど耳も貸さず、アンジールが少し席を外した隙に、セフィロスとふたり熾烈な争いを始めてしまったのだった。セフィロスも意外と勝負事が好きな性分、しかもジェネシスがムキになるのを楽しんでいる節が濃厚で、必然的にアンジールがひとりストッパーをする羽目になった。もっともふたりとも、素直にアンジールの言葉に従うような「良い子」ではない訳で。
「これに懲りて、酒はほどほどにすることだな」
  ふたり仲良く見事に潰れて、今に至る。
「…ジェネシスのことだ。自分が勝つまでは何度でも挑んでくるだろう」
「ハハハ、もっともだ」
  どうやらジェネシスは、自分が先に潰れそうだと悟ったらしい。次を注ごうとしていたセフィロスに飛び掛かって押し倒し、先にセフィロスを「潰れ」させたのだ。だが素面になれば、プライドの高い彼がそれを勝ちだと思う訳がない。先は長いな、と、アンジールは苦笑を禁じえなかった。
  事の元凶を見てみれば、未だにセフィロスを抱き枕にしたまま、幸せそうに眠っている。アンジールは笑みを浮かべながら、ジェネシスの頭に手を乗せたままのセフィロスに問うた。
「起こさないのか?」
  ふう、と漏れた小さな溜め息。困ったようにジェネシスを撫でながらセフィロスが答える。
「…こんな顔をされては、起こせない」
  優しいセフィロスの言葉に笑いながら、アンジールは頷いた。


                                             幕

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文字書きで絵描き。
戦BAの半兵衛と、FF7のザックラにぞっこんフィーバー中。

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