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すいーと・すいーと

黎が管理・運営しているきまぐれブログです。 初めてお越しの方は、カテゴリー「about」内の「はじめに」という記事をご覧ください。 女性向け要素、同人要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。

2024.11.22
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2009.04.10
何がって、単に私のザックス好きがですが。
ザックラ好きというより、ザックス好きだと思います。
いえもちろんザックラ大好きでございますよ!! 

で…あの、私ホントにザックス好きに関しては病気だと、
最近やたらと感じているのですよ。
先日、立ち読みしたゲーム雑誌のACC特集で、
たった1ページだけザックスが出てて、
よっぽど衝動買いしようか迷いました。
(でも1冊買ったら特集してる雑誌コンプしそうだったからやめた)
因みに先週の土曜、雨宮に連れてってもらった先で、
ザックラ本に更に6300円投資。
前回の戦利品代金となんか、足したくもない(笑)
(その店で、ようやく慶半がマイナーと認識。遅いわ)
サイト漁りも珍しく、時間ができるとケータイで探しまくり。
今まではここまで飢えることはなかった……(苦笑)

カラオケで大好きな歌を歌っていたら、
それでザックラを書きたくなって気紛れにソッコー書き始めて、
あまりにザックスを恰好良く書いてる自分に気付き。
いや、もちろんカッコイイですが、ここまでカッコよかった? と自問自答。
ホント、どんだけ惚れてるんだよ私は…

因みに、CCの略本を買いに行ったとき、
衝動的にACCの予約をしてきたのもザックス効果でしょう。
だって、ザックスのシーンがすごい増えてると噂に聞き…
うち、ブルーレイ見れないんですけどね…(苦笑)
いいんだ、いつか見れるようになると信じてる。
そういえば、ザックスと兵士クラのフィギュアを売ってるのを見つけて、
連れて行ってくれた雨宮に言った言葉と言えば、
「誕生日プレゼントにくれ」
でした。…お前なぁ…(苦笑)
自分で恋患いだと笑ってやりたいですよ、ホント。
そもそもはクジャをきっかけに始めたFFで、こんなキャラに出会うとは…


えー、長々とどうでもいいお話に付き合ってくださった方、
本当に恐れ入ります(汗)
いい加減にアップするもののお話を…;

今日アップするのは、ザックスとクラウドが初めて出会った、
CCのあのシーンを書いてみたものです。
略本で遠慮なく「内向的」と書かれたあのクラウドが、
なぜにザックスと初対面のとき、あんなによく笑ったのか? 
(ここでBGがそのシーンで流れてたものに変わるとか。笑)
それが気になって書いてみたものです。
あまりにクラウドが興奮してて、正直かなり可愛いですよ! 
わーソルジャーだカッコいいなー的な…あぁもうお前…!! 
折角なので、これを手始めに、
ふたりが想いを通わせていく過程を書けたら…! 
これから本格的に仕事が始まったら、書く余裕あるか謎ですけれども。
とりあえずそれが目標です。

それでは、お読みくださる方は続きへお進みくださいませ! 






「First impression」


 初めは、ただ遅れないようにと必死だったのだ。ヘリに揺られてすっかり酔ってしまい、正直早く歩くことすらキツかったくらいなのだから。だからクラウドは、途中まではこの現状にちっとも気付いていなかった。
「おーい! あんまり遅れるなよ~!」
 大分楽になってしっかり歩けるようになった頃に、隣からよく通る声が後ろに飛んだのが聞こえ、それでようやく気付く。一緒に任務に来た3人のうち、1stクラスのソルジャーの隣を歩いているのが自分だけだということに。
 そうと気付いた途端、どきんと胸が跳ね上がった。クラウドが憧れて憧れて、しかしなることのできなかったソルジャー。しかも1stクラスと一緒に少人数での任務なのだ。それだけですっかり興奮していたというのに、まさかソルジャーの隣を歩けるとは――それも、タークスですら追い付いてこれないらしい、この現状で。
「お前、なかなかやるな!」
 不意に声が自分に向き、また胸が高鳴った。ザックスという名の、まだ若いソルジャー。確かに任務に来る前に、誰にでも気さくで明るい人だと噂を耳にしたことはある。
 その彼が、自分にも気さくに話しかけてくれたということが、胸がいっぱいになるほど嬉しかった。
「俺も、田舎の出なんだ」
「どこ?」
 思い切って口を開けば、すぐさま返ってくる言葉。胸がどきどきする。こんなふうに誰かが自分に興味を持ってくれたのは、もしかしたら初めてではないだろうか。
「ニブルヘイム」
 そう答えるなり、ザックスが大笑いする。それがクラウドを馬鹿にしたものではないことはわかった。先ほど自らを田舎者だと言っていたザックスの笑い声は、どこか同族に対する親しみがこもっているように聞こえる。それを噛み締めるより先に、思わず反射的に声が出てしまった。
「ザックスは?」
「俺? ゴンガガ」
 今度はクラウドが噴き出す番だ。いきなり呼び捨てにされたことを気にするふうもなく堂々と答えられた地名は、響きからして田舎臭い。
「あ、笑った!」
 返ってきた声はどこか楽しげだった。まるで親しい友人同士のやり取りのようだ。たとえこのやり取りが今許されただけのものだとしても、くすぐったいほどに嬉しい。そう思うと、零れた笑いを抑えることもできなかった。
「今笑ったな! 知ってるのか? ゴンガガ」
「いや。でも、すごく田舎らしい名前だ」
「ニブルヘイムだって」
「知らないくせに」
 売り言葉に買い言葉。胸が高鳴るのに比例して、クラウドの声まで明るくなる。するとザックスは、機嫌を損ねる気配もなく、あっけらかんと答えた。
「行ったことはないけど、魔晄炉があるんだろ?」
 にこやかな声にますます胸が弾む。小さく頷くクラウドを見ると、ザックスが悪戯をする子供のようににやりと笑った。悪意のない、きれいな表情だ。
「ミッドガル以外で魔晄炉があるところは大抵――」
「「他には何もない」」
 わざと間を空けたザックスに便乗して、予想した言葉を重ねてみる。それからふたりで大笑いした。こんなに笑ったのは初めてだ。興奮しすぎて心臓が熱い。ひとしきり笑ったあと、ザックスがくるっと後ろを向き、おもむろに後方のタークスに声を飛ばす。
「喜べ、ツォン! 俺と――」
 そこまで言ってから、伺うようにクラウドを見る。クラウドは興奮のあまり、いつもなら絶対やらない行動に出た。マスクに手をかけ、きっと少し赤くなっているであろう顔を晒す。冷たい空気が心地よい。
 マスク越しでなく直に、それも間近に見上げるザックスは、美しい瞳と、無邪気で精悍な面立ちをしていた。
「クラウド」
 そう告げたクラウドに対し、ザックスがにっと笑う。得たり、といった感じに笑うと、彼は再び後方のタークスを見やり、
「俺とクラウドがいれば、辺境の地は怖いものなし!」
  自信たっぷりにそう言ってくれた。
  タークスが遠くから応じるのを聞いた後、ザックスが再びクラウドを見る。そしてどきどきしているクラウドに歩み寄り、ぼんっと肩を叩かれた。大きな手が温かい。
「それじゃ、田舎者同士、よろしく!」
「うん」
  これでもう俺たちは友だちだと、そう言ってもらえた気がして、ますます胸が熱くなった。
  今回の任務が終わったらやっと母に手紙を書けそうだと、クラウドは胸の高鳴りを聞きながらそう思った。


                                           幕                       

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文字書きで絵描き。
戦BAの半兵衛と、FF7のザックラにぞっこんフィーバー中。

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