バレンタインネタ 半幸の場合

実際には2/25に書いています。
半幸でバレンタインネタ、現パロです。
幸は高校2年、半は社会人です（苦笑）

今回も寸劇形式（台詞とト書きと効果音らしきもののみ）です。
半幸は寸劇のほうが多くなりそうです…幸視点のSSって苦労するので（苦笑）
幸村のバレンタイン大作戦、みたいな。

今回のキャストは、半幸のほかに、
　伊達ちゃん：幸の幼馴染でクラスメイト。
　　　　　　　　　愛（めご）とラブラブのバカップル。
　　　　　　　　　好敵手にして親友、幸の恋路の応援団長。
　　　　　　　　　幸から「料理を教えてくれ」と頼まれて以来、よく幸を家に呼んでいる。
　かすが：幸と伊達ちゃんのクラスメイト。
　　　　　　幸が伊達ちゃんちに料理を習いに行くと、たまに勝手についてくる。
　小十郎：政宗様の兄代わり。
　　　　　　半兵衛の大学での先輩だった。
　　　　　　よく政宗様に連れてこられる幸のことを、好意的な目で見ている。
大体こんな感じです。うちの蒼紅は仲良しです。
そういえば、コジュはこれが初書きでした。

それでは、お読みくださる方は続きからどうぞ！

「初めてのバレンタイン」

　放課後の教室

政宗：Hey,幸村！　明日はSt.Valentine's Dayだな

幸村：まっ政宗殿っ！　

政宗：トーゼンこのままchocolate作りにウチに来るんだろ？　

幸村：ま…またそれがしを竹中殿の嫁にしようとなさる…///

Σがしっ

政宗：アァン？　

かすが：私も行くぞ

政宗：アァ？　

かすが：私もこのままチョコレートを作りにお前の家に行くぞ！　

政宗：オイオイ、笑えねえjokeはその辺にしとけよ。アンタは自分ちで作りゃあ…

かすが：男なら四の五の言うんじゃない！　
　　　　　真田が行くならば、ひとり増えるくらい問題ないだろう！　

政宗：（アンタが来るといっつもkichinが目茶苦茶になるじゃねえか…）

幸村：か、かすが殿、それがしはまだ参ると申した覚えは…

かすが：さぁ、張り切ってやるぞ、真田！　

政宗：……ハァ…

 

　ところ変わって政宗宅

 

政宗：Hey,小十郎！　今帰ったぜ

小十郎：お帰りなさいませ、政宗様

政宗：客がひとり増えちまったが、問題ねぇだろ？　

小十郎：勿論です。この小十郎、こんなこともあろうかと、予め多めに材料を揃えましたゆえ

政宗：Ha！　流石はオレの右目だぜ、分かってんじゃねえか

かすが：つまり、初めから真田は今日ここに来ることになっていたのだな

幸村：なんと…;

政宗：Come on,手ぇ洗ったらすぐにやるぜ！　

かすが：よし、任せろ！　謙信様…、かすが、精一杯の愛を込めてお作りします…っ

幸村：本日もお世話になります、片倉殿

小十郎：なぁに、気にすんな

　…で、キッチンに

政宗：で？　アンタは竹中にどんなchocolateをpresentしたいんだ？　

幸村：ムッ…、あまり考えておらなんだ

政宗：オイオイ、しっかりしろよ？　年に一度のpartyじゃねえか

幸村：う…、申し訳ござらぬ

かすが：甘いほうがいいとかビターでなければ駄目だとか、いろいろあるだろう

幸村：むぅ…。甘すぎるのは苦手だと伺ったのだが、
　　　　甘いもの自体が嫌いというわけではなさそうでござった

政宗：O.K.　んじゃあ次は、具体的に何をpresentするかだな

かすが：伊達、私は酒の入っているチョコを贈りたい！　

政宗：アァン？　それなら出来合いのモン買ってったほうが無難じゃねえか

かすが：手作りでなければ意味がないんだッ！　
　　　　　お前だって彼女からのチョコは手作りがいいだろう！　

政宗：あのなァ、そういうこと言う前に、アンタは食えるモン作れるようになるのが先じゃねえのか？　

かすが：き、貴様っ…！！　

　なんかぎゃあぎゃあ。

小十郎：やれやれ…。あのお嬢ちゃんはいつまで経っても変わりそうにねぇな

幸村：されど、上杉殿を敬い慕うかすが殿のお気持ち、それがしはとてもよく理解できまする

小十郎：まぁそうだろうな。
　　　　　そういう意味では、お前さんもいつまで経っても変わりそうにねぇ

幸村：無論！　たとえこの命果てようとも、
　　　　それがしがお館様をお慕いする気持ちは変わりませぬぞ！　

小十郎：…今の流れなら、竹中の名前を出しておいたほうが良かったんじゃねえのか？　

幸村：うっ…！！///

小十郎：…それもなかなか変わりそうにねぇな

幸村：うぅ…、以前、竹中殿にも同じことを言われました…///

小十郎：しかしわからねぇな。お前さんはあの男のどこら辺に惚れたんだ

幸村：そ、それは、その…よ、よく分かりませぬ…

小十郎：まぁ、恋なんてのはそんなモンか…

幸村：片倉殿も竹中殿を存じておられるのですな

小十郎：ああ、大学の剣道部の後輩だったからな

幸村：おぉっ、それは初耳…！　

小十郎：まぁ、俺が４年のときに奴が１年だったから、そこまで深い付き合いはしてねえがな

幸村：さぞお強かったのでしょうな

小十郎：まぁ、そうだな

幸村：？　…それがしの顔に何かついておりますか？　

小十郎：いや、お前さんが本気で竹中に惚れ込んでると思って微笑ましかっただけだ

幸村：う…///　か、からかわれるのもそのくらいにして頂きたく

小十郎：ああ、悪かったな

政宗：Hey,小十郎！　ちぃっとあの女見ててくれ、ヒス起こしやがった;

小十郎：なんと！　…政宗様、なるべく彼女を暴走させてくださるなと、以前からあれほど…！　

政宗：A-,説教は後だ！　任せたぜ小十郎！　

小十郎：はっ！　

　小十郎、かすがの方へ

政宗：ったく、シラけちまったな。
　　　　で？　どんなchocolateをpresentするか、ちったぁ考えてたんだろうな？　

幸村：う…申し訳ござらぬ;

政宗：オイオイ、本気出せよ…

 

　翌日…

 

幸村：竹中殿っ！　

半兵衛：やぁ、待たせたね、幸村君。久しぶり

幸村：お久しぶりです、竹中殿！　

半兵衛：珍しいね、君からデートに誘ってくれるなんて

幸村：も、申し訳ございませぬ、昨日の今日で…

半兵衛：気にすることはない、会えて嬉しいよ

幸村：あ、有り難きお言葉！　
　　　　じ…実は、本日お越し頂いたのは、お渡ししたいものがありましたゆえ…

半兵衛：おや、本当かい？　ふふっ、なんだろう

幸村：そ、その…。竹中殿、目を閉じて頂いても宜しいでしょうか

半兵衛：ふふっ、こうかい？　

幸村：お、お手を拝借

半兵衛：小さな包みだね。そろそろ目を開けてもいいかい？　

幸村：す、少しばかりお待ちを！！　

半兵衛：？　

　幸村、半兵衛にキスをする

幸村：…………っ/////

半兵衛：…目を開けても？　

幸村：はっはいぃっ！！　

半兵衛：…よくもやってくれたね？

幸村：Σもっ申し訳ございませぬぅぅっ！！　
　　　そっそのっきょっ今日はバレンタインデーなのでったたたまにはそれがしからたっ竹中殿にと思いましてっ
　　　おっお許しくだされぇっ！！　

半兵衛：そうかい、いい度胸だ

幸村：た、竹中殿っ…

半兵衛：これは手作りのチョコレートなのかな

幸村：は…はい、恐れながら…

半兵衛：まったく、思い上がりもいいとこだね

幸村：うっ…！　

半兵衛：お仕置だ

　半兵衛、幸村を引き寄せてキスをする

幸村：!?!?!?!?!?/////

半兵衛：おや、何を驚いているんだい？　
　　　　　さっき君がしてくれたのと同じことをしたつもりなんだけれど

幸村：い、いえ、その…///

半兵衛：そうか、もっとして欲し…

幸村：ごっご容赦くだされーッ！！　//////

半兵衛：ふふっvv

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幕